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生理痛の悩みで5つの婦人科に行って思ったこと。
わたしは、今まで6、7人の産婦人科の先生に受診しました。
男性の先生には本当に心から申し訳ないのですが、気持ち的にやはり、わたしは、女性の先生が自分の負担が少なかったです。
「内診」は、女性にとって結構ストレスで、やはり男性の先生だと緊張して身体が硬くなり、どっと疲れました。
もちろんみんながそうではないと思いますが、友人達との共通意見は、男性の先生は女性を気遣ってくれるあまりに全てが丁寧な分長く感じ、女性の先生は、さっとタオルをめくり、さっと診察する感じで、とても内診が早く、早く終わってくれることがとてもありがたかったです。
問診も、女性の先生はサバサバしている感じ、男性の先生の方が優しい傾向があり、これは受診される個人の好みが分かれるところだと思います。
生理痛に悩んで病院に行くとどうなるの?
生理痛で婦人科に行くと、問診、内診・超音波検査・腫瘍マーカー検査(内膜症の有無を調べる血液検査) で、病気がないかを確認します。
日常生活が通常通り行えないひどい生理痛は,「月経困難症」と呼ばれ、2つに分類されます。
器質性月経困難症と、機能性月経困難症です。
器質性月経困難症とは
器質性月経困難症の原因は、子宮内膜症・子宮腺筋症・子宮筋腫・子宮奇形・子宮内膜ポリープなど、主に子宮そのものに形の変形や大きさの変化を引き起こす病気です。
原因となる病気の進行具合や、妊娠希望の有無、過多月経を伴っているかどうかなどで治療法が異なってきます。
最近、若い女性の間で、子宮筋腫は5人に一人、子宮内膜症は10人に一人、と増えていると言われていますが、いずれも原因ははっきりとしておらず、閉経で改善することにより、大きさ、できる場所など、深刻具合にもよりますが、薬物療法で上手に付き合っていくと言うことが,一般的です。
機能性月経困難症とは
対して、機能性月経困難症は、前述のような明らかな病気はないけれど、月経痛がひどくなるケースで、主に冷えや血行不良、黄体ホルモン(プロゲステロン)の影響、心理的ストレスなどが原因となります。
機能性月経困難症の場合は、多くは以下を勧められます。
・血行を良くする作用を持つ漢方を服用(多いのは当帰芍薬散(とうきしゃくやくさん)、加味逍遙散(かみしょうようさん)、桂枝茯苓丸(けいしぶくりゅうがん)
・鎮痛剤のみの対症療法を行う(ボルタレン、ロキソニンなど)
・低用量・超低用量のピルを服用
なぜ、病気じゃないのに生理痛でピルを勧められるの?
ピルを飲むことで、排卵をとめて、子宮内膜の増殖を抑えます。
子宮内膜がはがれ落ちるのが生理ですから、子宮内膜が薄くなる事で、出血量が少なくなり出血時の痛みも軽くなることがあります。
15年前と比べピルは低用度ピルで身体の負担が少なくなっているので、むやみに怖がる必要は無いと思います。
機能性の場合、心理的ストレスも関与するので、身体的に子宮内膜の増殖を抑えて負担を少なくする上に、さらに「生理が怖い、生理が嫌だ」という心理ストレスも軽減されて、改善される方も多いと思います。
生理痛治療のまとめ
器質性月経困難症だと、いくつかの西洋医学的アプローチ法があり,改善される方も多くいる。
機能性月経困難症の場合、原因がないので西洋医学的アプローチが乏しいため、病院だと改善が難しいといえる。
わたしがひどい生理痛と月経前症候群で、原因や対処法が欲しかった時に、
お医者さんから返ってきた答えが具体的では無かった理由は、身体には問題は無いが、痛みや、症状がおこる機能性月経前症候群だったからなんですね。
さて、次は、身体に原因が無い場合の痛みについて,鍼灸師として婦人科のツボとして有名な三陰交にせまってみたいと思います。