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婦人科の鍼灸 - 快気堂鍼灸院

PMS(月経前症候群)

薬に頼らない!PMSの対処法とセルフケア

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鍼灸師の須藤るるです。婦人科の症状を専門に研究しています

友人から

・PMSを改善したいけど、薬を長く続けることの影響や、副作用を考えると、なるべく薬は飲みたくない。

・PMSで、薬は飲んでいるが、効いているかどうかはっきりしない。

・生理前のイライラは、病気じゃないと思うんだけど、どこに行ったら良くなるの?

・PMSに当てはまる気もするんだけど、病院に行くほどでもない気がする。自分で何かできることはないの?

と、相談を受けました。

PMSは症状が多岐に渡り、原因も特定されないため、治療法がはっきりせず、お困りの方も多いのではないでしょうか?

月経に関するデリケートな話題なので、周りに相談しづらいこと、個人差も大きいため周りに理解してもらいにくい辛さがありますよね。

そんな方に薬とは違ったPMSの対処法とセルフケアをご紹介します。

PMSに悩んでいる一週間、薬に頼らず、元気に過ごせたらいいですよね。

PMSとは

生理12週間前より、下腹部の痛みや張り、頭痛、吐き気、便秘、疲労感、肩こり、むくみ、乳房の張り、痛み、不眠などの身体的不調、イライラ、気分の落ち込みなど心の不調が起こり、月経と共に症状が軽減、消失するものを月経前症候群(PMS)といいます。

PMSのはっきりとした原因は不明です。

黄体ホルモンの分泌が生理前に増え、生理が始まると急に減ること、黄体ホルモンが増えると、むくみやだるさが出やすくなることから、黄体ホルモンが関係しているのではないかといわれています。

西洋医学ははっきりと原因がわかっていると、大きな効果を発揮しますが、原因がわからないと治療法が見つかりません。

PMSにハリ治療が効果的

鍼灸は、全身から丁寧に身体の緊張を探し、緩め、バランスを整えることで、症状を改善していきます。わたしたち鍼灸師が見つける緊張は機械では映らないため、西洋医学では改善がみられない症状に対応していくことができます。

PMSでは、腹部と背中に特有の緊張があり、腹部の緊張は、下腹部痛や、頭痛、便秘、むくみを引き起こします。

注目すべきは背中の緊張で、イライラやストレスがあると背中のある特定の部分に緊張がみられ、不眠やだるさ、吐き気、頭痛をひきおこしていきます。

手足のツボを使って緊張を緩和させることで、症状は改善していきます。

PMSを悪化させる要因として、精神的な影響がとても大きく、ストレスによって大きく左右されると言われていますが、

最近は、身体の緊張を脳がストレスとして捉えるということがわかってきたので、その点でも鍼灸は効果的といえます。

PMSのためにできること、セルフケア。

PMSは自覚するだけで少し症状が軽くなるとも言われています。

PMS時期を自覚するため、一番良いのは基礎体温を付けることですが、忙しい場合は生理になった日を記録しておき、生理周期をつかんで、大体1,2週間前のPMSになりそうな時期は、なるべくゆったりとしたスケジュールを組むと良いでしょう。

食生活では、アルコール、カフェイン、チョコレートや甘いお菓子は刺激が強いので控え、ビタミンB群やミネラル、女性ホルモンに似た働きをするといわれるイソフラボンが多く含まれる大豆製品は積極的に取ると良いと言われています。

軽いストレッチや、散歩で身体の緊張をほぐし、循環を良くすることも大切です。

身体を暖め、副交感神経を優位にし、自然とリラックスさせてくれるという観点から、お灸もとてもオススメです。

お灸の熱を利用した治療はプロの経験が必要になるため、セルフケアはあたたかいなーぽかぽかして気持ちいいなーと感じたらお灸を取り外すのがコツです。

PMSに効果的なツボ

PMSに効果的なツボを2つご紹介します。

三陰交

むくみや、下腹部痛には、婦人科疾患の名穴「三陰交」がオススメです。

内くるぶしから指4本分上にあがったところにあります。

子宮の血行をよくすることでよく知られ、冷えや、肩こりなどにも作用する範囲の広いツボです。

PMSの症状がある方は、まず三陰交にお灸をすると良いでしょう。

曲泉

お灸をするには若干難しい場所にありますが、気持ちがイライラしてくると背中の特定の場所に緊張として現れてます。

その背中の緊張を和らげてくれるのは、膝の内側にある「曲泉」です。

 曲泉の場所は、膝を曲げてできるシワを内側に行くと、腱に触れます。その腱を乗り越えた膝内側にある凹みの部分が曲泉です。

イライラを感じたら、優しくさすってみましょう。

軽度のケアと、重度のケアの違い。

症状が軽い場合は生活改善や、ツボを利用したセルフケアで、ゆったりと心身を大きくゆるめることで症状緩和が期待されます。

もし、それでも改善されない重度のPMSの場合は、鍼灸師が使うツボが必要になります。

なぜなら、重度の場合は、全般的に身体を大きく緩めるだけでは、原因解決にならないからです。

重度のPMSの症状改善には、背部や、腹部の特定の一部分の強い緊張を緩めることが必要になります。

ピンポイントで緩めるには、1ミリのツボの中でも芯を捉えて鍼をするという高度な技術が必要になり、専門家の領域になります。

誰もが使えるセルフケアのツボの効果と、プロが使うツボの効果は別物と考えて良いでしょう。

まとめ

PMSは原因不明であるが、ストレスや、身体の緊張が大きく関与している。

軽度の症状は、余裕をもったスケジューリングや、食事、お灸などで心身をリラックスさせることで、改善する。

セルフケアで、改善されない重度のPMSの場合は、PMS特有の身体の一部分の緊張を緩める鍼治療が有効である。

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