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婦人科の鍼灸 - 快気堂鍼灸院

胃腸の不調

婦人科専門鍼灸師が教える、タイプ別便秘対処方

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鍼灸師の須藤るるです。婦人科の症状を専門に研究しています。

友人から、

・便秘がつらくて便秘薬を飲んだら効かなかった。
・2種類試してもだめだった。
・便秘薬は続けて飲んでると効かなくなると聞いたけど、初めてなのに効かなかったのはどうして?
・3種類目はすごくおなかが痛くなって下痢になって、便秘薬恐怖症になった。でも便秘がつらい、どうしたらいい?

と、相談をうけました。

同じような悩みを持つ方も多いと思います。今回は便秘の原因と、改善するための方法についてお伝えします。

自分に合った便秘対策を見つけて、お悩みを解消してください。

便秘とは?

便秘とは、3日排便がなかったり、一週間の排便が2回以下の状態をいいます。

排便回数があっても、量が少なかったり、残便感があったり、排便が困難だったりなど
便を十分に快適に排泄できない状態も便秘といえます。

便秘に限らず、同じ薬を飲み続けると、効かなくなると聞いたことがありますよね?

それは、薬によっては、飲み続けることで、体に抵抗性ができ、薬の効果が低くなることがあるからです。
抵抗性のできない薬もあります。

そして、薬を飲んでも効かなかったという話もまた、よくききます。

その場合は薬を飲むタイミングだったり、その薬と、症状があっていなかったりなどいくつか原因が考えられます。

つらくて薬を飲むのだから、自分に合ったお薬を良いタイミングで飲んで、早く症状を改善させたいですね。

便秘には3タイプもある

まず便秘といっても大きく3種類のタイプに分かれます。

便秘3つのタイプ

1, 弛緩性便秘
2, 痙攣性便秘
3, 直腸性便秘

1,弛緩性便秘とは

弛緩性便秘は、高齢者や、出産回数の多い女性にみられ、大腸の動きが弱くなったり、直腸周辺の筋力低下により
便を押し出すことができなくなることで起こります。
便の回数が少ない方はこのタイプが多く、便が硬い方はやわらかくするような、やわらかい方は腸の動きを刺激するような薬を用います。

2,痙攣性便秘とは

痙攣性便秘は、若い方に多く、ストレスにより腸の動きが悪くなり、便がうまく運ばれないことで起こります。
毎日出るけどスッキリしない、量が少ない場合はこのタイプが多く、下痢と便秘を繰り返すこともあります。
下剤の乱用で、腸が過剰反応することでも、このタイプになることはあり、下剤よりも先に生活習慣の改善が大事となってきます。

3.直腸性便秘とは

直腸性便秘は便意を我慢しすぎる事で、便は直腸まで来てるにも関わらず、便意が脳に伝わらないために
直腸に便がたまることで起こります。浣腸を乱用することでも起こります。
こちらはそもそも便意があまり起こらなかったり、便を出すのに苦労したりする場合はこのタイプが多いです。
まず、便意を我慢しないよう環境を整えたり、朝、決まった時間にトイレに行く習慣をつけるなども有効です。

便秘薬は、二種類ある。

便秘薬も大きくわけて2タイプに分かれます。

1 酸化マグネシウム系

酸化マグネシウム系 便をやわらかくするタイプで、繰り返しても効果が弱まるということはありません。
ただ、マグネシウムは腎不全患者が使用すると高マグネシウム血症を起こす可能性がありますので、腎臓の悪い方は使用の際に注意が必要です。

2 センナ系の刺激性下剤

センナ系の刺激性下剤 主にセンナ、ダイオウが含まれる強力手な刺激性の下剤です。
このタイプは毎日使ってると効きが弱くなるため、飲む量が増えてしまうので、少し注意が必要です。
刺激性のため腹痛が起きたり、下痢になってしまう場合もあります。

まず、マグネシウム系で便をやわらかくする。それでも難しい場合に刺激性を用いるという順で用いると良いでしょう。

自分にあった便秘対策

便秘タイプとお薬の種類、対策を組み合わせてみると

弛緩性便秘は、まず食事内容を見直してみる(水分や、食物繊維をとってみるなど)、マグネシウム系のお薬から試してみる。
直腸性便秘は、便意を我慢しなくて済むタイムスケジュールを組んでみたり、朝決まったトイレ時間を確保する。

と、対処法が明らかになりますが、2の痙攣性便秘は、ストレスから来るため、他の2タイプより自分で何かをするのが難しいかも
しれません。

友人の場合も、痙攣性便秘だったようです。3番目に飲んだ薬は「センナ系」で、腹痛と下痢になったようです。

薬や生活習慣改善の他に、便秘対処法として、はり治療はどのタイプの便秘に対しても有効です。

それぞれのタイプによって、身体の緊張の特徴が違うので、ツボを使い分け対処していきます。

なるべくなら薬を飲みたくない方、自分では対処が難しい便秘タイプの方は、はり治療をお試しになるのも有効かと思います。

便秘が問題となっている老健施設で強い刺激性の下剤や、自力排便が困難で摘便となっている入所者さんに対し、はり治療を行い、薬に頼らなくても排便できるようになるなど、治療を受けた全員に改善が見られたケースもあります。

まとめ

まとめてみると、まずは、自分の便秘タイプを見極め、それに合わせて、お薬を使い分けたり、生活習慣を改善することで、
便秘の改善が期待できます。

はり治療も便秘の改善にはとても効果的です。

そして、できることなら、お薬や、はり治療にいたる前に、適度な運動と、十分な睡眠と、リラックス。そして食物繊維の摂取で便秘を防げたらいいですね。

 

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