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鍼灸

総合病院内に鍼センターができました。

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こんにちは、札幌の快気堂鍼灸院白石の副院長、鍼灸師(しんきゅうし)の須藤るるです。

今日はとても嬉しいニュースを報告させていただきます。

北斗病院に鍼センターができました。

201712月に帯広の北斗病院と当院の所属する整動協会が、「鍼が脳に与える影響」について研究を始めました。

そこから8ヶ月。

まだ1年経っていません。

それなのに、20189月より帯広の北斗病院に、全国初の「鍼センター」がスタートします。

何度も何度も深呼吸をしたくなるほど、感慨深いです。

鍼灸が「おばあちゃんが通うもの」から、「医療」へ帰ってきた。

2千年の歴史を誇る鍼灸治療は、はるか昔は、「医療」という扱いだったのに、昨今は一部地域をのぞいて、「おじいちゃんおばあちゃんのもの」、「不思議なもの」、「自然療法」などと、「病院」「医療」とは一線おかれている現状があります。

それが、「治療の選択枝の一つとして」「医療」の現場に戻ってくることが叶いました。

はー、嬉しいです。

わたしは今年の春から、帯広の北斗病院の研究現場で,「やることはやり尽くしたけど、痛い」患者さんの、鍼を打った後の「痛くないよ!」という喜びの声を沢山聞いてきました。

老健施設「かけはし」のデイケア利用者さんの「今は痛くないよ」と、何度も身体を動かして見せてくれる姿を見てきました。

「どうしてこれが医療として取り入れられてないの?」

と言う言葉を、私達鍼灸師が切ない想いでつぶやくのではなく、

患者さんや、お医者さん、看護師さん、技師さんなどからの嬉しい問いかけを受けてきました。

研究でのあるとき

「今ある薬と同等、もしくは薬より効果が出るのでなければ、わざわざ新しく導入されることはないよ。新しく採り入れられるってそれぐらい厳しいことだから」という厳しい現実の話を伺いました。

そんな皆さんの想いと、臨床研究でのはっきりとした結果が認められ、こんなにも早く、病院内鍼センター開設という夢を現実にしてくれました。

まずは、当院の院長、わたし、北郷通りはり灸整骨院の山本優太先生亮治療院の永田亮太先生、キュアスポットひなかたの川原朋生先生が所属します。

そして、この輪はどんどん広がっていく予定です。

はり治療のみである意義

現在、病院に「東洋医学科」などがあり「鍼灸」を行っているところは全国にいくつもあります。

その中で、漢方もお灸もマッサージもない今回の「鍼のみの治療」というのは、異色の存在です。

病院で提供される東洋医学系のサービスは、医師が処方する漢方薬が中心で、それを補う形で鍼灸が提供されるシステムが大半です。

今回は、鍼治療のみが提供されています。

鍼治療が、単独で十分に効果があると認められたという所に大きな意義があります。

目指すのは、だれもが最善の医療を受けられる世界

目指すのは、この整動協会の仲間のみなとみらい鍼灸院の伊藤学先生が日本語訳をつけてくれたYouTube の世界です。

西洋医学と鍼治療がお互い,協力し合い、患者さんにとって最善の治療を目指す世界です。

FBで、このYouTubeを紹介したときに、北斗病院の病理医の加藤容崇先生がつけてくださったコメント

「いい事言ってますね。私がやろうとしていることと同じで、正しい道ですね。

しかし、水を差すようで申し訳ないですがここで出てくるのは白人だけ。

私が働いていたアメリカの病院もそうでしたけど、お金持ちの白人でしか成り立たない"素晴らしい医療"ですね。

一方で、裕福でない子供たちは最低限の治療も受けられない。本当に悲惨な現状も並存しています。鍼治療なんて超金持ちで余裕のある病院、患者しか出来ないというのがこのドキュメンタリーの背景ですね。

アメリカはこんなんばっかですので、本当の成功とは言えません。だから私がアメリカから日本に帰るときの誓いは、みんなが一番良い医療を受けられるようにする事、でもありました。

だからいま北斗病院では超高額な遺伝子検査を無料で行なっていますし、鍼治療も無料にしてみんなが良い医療の恩恵を受けられるようにしています。無料ということなので、上手く仕組みを作らないと回りませんので、これを回すためのプロジェクトがMIRAIそのものなのです。

いま皆んなで取り組んでいるMIRAIは実はそういう背景があります。」

みんなが良い医療の恩恵を受けられる世界を目指して、すごい勢いで進んでいくこのプロジェクトについて行きたいと思います。

 

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